シマリスの飼育方法を知りたいな
何が必要でどうすればいいの?
シマリスを初めて飼うとき、どんな道具が必要でどうお世話すればいいのか知りたいですよね。
準備が不十分だとシマリスがストレスを感じてしまうこともあります。
この記事ではシマリス 飼育方法 初心者に必要な準備と基本的なお世話の方法について紹介していきます。
- 必要な準備物
- 基本のお世話のコツ
- 健康管理のポイント
シマリスの飼育に必要な準備物とは?
シマリスの飼育を始める前に、まずは必要な準備物を揃えましょう。
環境を整えることがシマリスを健康に育てるための第一歩です。
ここでは飼育に欠かせない基本的な準備物をご紹介します。
シマリスが快適に暮らすためには以下の3つを用意しましょう。
それぞれの準備物について、もう少し詳しく見ていきましょう。
広くて高さのあるケージを用意する
シマリスは元々木の上で生活する動物なので縦に広いケージを用意するのがポイントです。
狭いケージだとストレスを感じてしまう可能性があります。
できるだけ大きめのケージを選ぶようにしましょう。
- ケージサイズの目安は、高さ90cm以上、横幅60cm以上
- 木製や金網製のケージがオススメです
- ケージ内に木の枝や遊び道具を設置するとよい
シマリスは活発に動き回るのでケージ内にはたくさんの遊び場を用意してあげましょう。
ハウスやハンモック、トンネルなど、色々なタイプの遊具を組み合わせると、飽きずに運動できますよ。
木登りが大好きなシマリスのためにケージ内には必ず木の枝などを設置してくださいね。
また床材には天然の木材チップを敷き詰めると、森の中にいるような自然な感覚を味わえるはずです。
ただし床材は定期的に交換し、いつも清潔な状態を保つことが大切ですよ。
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シマリス用の餌と飲み水容器を揃える
シマリスの健康を維持するためには栄養バランスが整った食事を与える必要があります。
専用のペレットフードを主食にし他にもいくつかの食材を組み合わせるのがオススメです。
餌を選ぶ際は以下の点に気をつけましょう。
- リス用のペレットフードを選ぶ
- 新鮮な野菜・果物も少量与える
- ナッツ類は非常食として用意しておく
また新鮮できれいな水をいつでも飲めるよう、専用の給水ボトルを設置しましょう。
エサ入れと水飲み器はケージの外から餌や水を補充できるタイプが便利ですよ。
毎日の食事管理と衛生対策を怠らずシマリスの健康をしっかりサポートしてあげてくださいね。
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トイレ用品と寝床を用意する
シマリスにとって清潔なトイレ環境と快適な寝床は欠かせません。
トイレはケージとは別の場所に用意するのがオススメです。
砂浴び用の砂と専用トイレを使い分けると◎
寝床は以下のような準備を整えましょう。
- ハウス型の隠れ家やハンモックなどを設置する
- 柔らかい布や紙などを寝床に敷く
- 小屋の中は乾燥した清潔な状態に保つ
シマリスは周囲の環境に敏感な動物なので、ケージ内は常に清潔にしておくことが大切です。
トイレと寝床はこまめに掃除・交換して、心地よい空間を維持しましょう。
汚れたままだと病気の原因にもなるので要注意ですよ。
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飼育環境を整えるには、しっかりした準備が必要なんだね
シマリス飼育の基本知識
シマリスを飼う前に、その生態や習性について理解しておく必要があります。
ここでは飼育する上での基本的な知識をご紹介しましょう。
シマリス
生息地 | 北アメリカ、アジアの森林地帯や草原 |
英名 | Chipmunk |
科 | リス科 |
目 | 齧歯目 |
寿命 | 6〜8年(飼育下では平均5〜7年) |
販売価格 | 1万円〜3万円(種類、年齢、ショップによって異なる) |
シマリスを飼育する際は、以下の3つのポイントを抑えておくとよいでしょう。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1〜2匹での飼育がおすすめ
シマリスは基本的に単独で過ごすのを好む動物です。
そのため1匹で飼育するのが一般的とされています。
ただし十分に広いケージを用意できる場合は、2匹を一緒に飼うこともできます。
同居させるときは以下の点に注意しましょう。
- オスとメスの組み合わせがオススメ
- できれば幼少期から一緒に育てると良好
- ケンカをしないよう、個体の相性を見極める
2匹を同居させることでシマリス同士がコミュニケーションをとり、刺激のある生活を送れます。
ただしストレスを感じさせないよう、ケージ内は広々とした空間を確保することが大切ですよ。
1匹飼育と2匹飼育、それぞれのメリット・デメリットを考慮して、飼育スタイルを選びましょう。
個体差もあるが比較的寿命は長め
シマリスの寿命は飼育環境や個体差によってバラつきがありますが、一般的に6~10年ほどと言われています。
室内で大切に飼育すれば、0年以上生きるケースも珍しくありません。
比較的長生きするシマリスの特徴は以下の通りです。
- ペットとして飼う小動物の中では長寿の部類
- 最長で15年ほど生きた記録もある
- 年齢とともに活動量が低下する
シマリスと長く付き合っていくためには飼育環境を整えてストレスを減らすことが何より大切です。
バランスの取れた食事の管理はもちろん清潔な住まいづくりを心がけることが、シマリスの健康長寿の秘訣と言えるでしょう。
定期的に動物病院で健康チェックを受けるのも忘れずにしましょう。
小さな変化を見逃さず病気の早期発見・治療に役立ちますよ。
人に慣れてくると愛着を持つように
シマリスは臆病な性格ですが飼い主さんに徐々に心を開いて慣れてくれることが多い動物です。
最初のうちは警戒心が強いものの時間をかけてコミュニケーションを取っていけば、飼い主さんに愛着を持ってくれるようになるでしょう。
シマリスとの信頼関係を築くためのポイントは以下の通りです。
- ゆっくり動作で接し、急に触ったりしない
- 好物のエサをあげて、良いイメージを持たせる
- 名前を呼んだり話しかけたりして、慣れさせる
シマリスに愛着を持ってもらうには飼い主さんからの働きかけが重要です。
エサやりや掃除のタイミングで、そっと手を添えてみたり優しく声をかけてみたりしましょう。
威圧的な態度は禁物。
いつも穏やかに接することを心がけてくださいね。
シマリスの心を開くカギは何より飼い主さんの愛情なのです。
シマリスって、ゆっくり関係性を築いていける生き物なんだね
シマリスの食事管理のポイント
シマリスに健康で長生きしてもらうにはバランスの取れた食事管理が大切です。
ここではシマリスの主食や与え方のポイントについてお伝えしましょう。
シマリスの食事について押さえておきたいのは以下の3つです。
それぞれの食材の特徴と与え方のコツを解説します。
主食はリス用ペレットフード
シマリスの主食にはリス用のペレットフードがオススメです。
ペレットフードはシマリスに必要な栄養素がバランス良く配合されているので、毎日の食事の中心にするのに最適な食材です。
ペレットの与え方のポイントは以下の通りです。
- 1日の必要量を1~2回に分けて与える
- 食べ残しは取り除き、エサ入れは毎日洗浄する
- ペレットが固くなったら取り替える
ペレットフードはシマリスの成長段階に合わせて選ぶのがポイントです。
成長期の幼獣には高タンパク・高カロリーのものを、成獣にはより繊維質の多いものを選ぶと良いでしょう。
ペレットは食べ過ぎると肥満につながるので1日の給餌量には注意が必要です。
個体の大きさや活動量に応じて量を加減しましょう。
果物や野菜は少量を与える
シマリスの食事にはペレットフード以外に新鮮な果物や野菜を取り入れるのもオススメです。
ただし果物や野菜はあくまでもおやつ程度の少量を与えるようにしましょう。
シマリスに与えて良い果物や野菜の例は以下の通りです。
- りんご、バナナ、ブルーベリーなどの果物
- にんじん、ブロッコリー、小松菜などの野菜
- かぼちゃ、さつまいもなどの芋類
ビタミンやミネラルが豊富な果物や野菜は免疫力アップやストレス解消に役立ちます。
ただし与えすぎは消化不良の原因になるため、ごく少量を目安にしましょう。
また果物の種や芯、野菜の芯の硬い部分は取り除いてから与えるようにしてくださいね。
ナッツ類は非常食に適している
シマリスはナッツ類が大好物ですが高カロリーなので与えすぎには注意が必要です。
ただナッツ類は災害時の非常食としてストックしておくのに最適です。
シマリスに与えて良いナッツ類は以下の通りです。
- クルミ、アーモンド、ピーナッツなどの木の実
- ヒマワリの種、かぼちゃの種
- ピスタチオ、マカデミアナッツなどのナッツ
塩分や油分の付いていないプレーンなものを選び、1週間に2~3粒程度をおやつ代わりに与えましょう。
また非常時の備蓄用として、常温で長期保存できるナッツ類を用意しておくと安心ですよ。
いざという時ライフラインが止まった状況下でも、ナッツ類さえあればシマリスに十分なエネルギーを与えられます。
バランスの良い食事はシマリスの健康管理の基本だね
シマリスの健康管理と衛生対策
シマリスを病気から守り健やかに暮らしてもらうためには、日頃からの健康管理と衛生対策が欠かせません。
ここでは飼育する上で気を付けたい、以下の3つのポイントを解説します。
シマリスの健康を守るための具体的な方法を見ていきましょう。
定期的に健康チェックをする
シマリスの健康状態を把握するには日頃からの観察が大切です。
毎日シマリスの様子をよく見て、いつもと違う点がないかチェックしましょう。
具体的には以下のような変化に気を付けます。
- 食欲の低下、元気がない
- 目やけ、鼻水、くしゃみの症状
- 便の様子の変化、下痢や血便
少しでも異変を感じたら早めに動物病院で診てもらうことが大切です。
また健康な時でも年に1~2回は定期健診を受けるようにしましょう。
爪切りや歯の点検、寄生虫の駆除なども、この機会に済ませておくと安心ですよ。
ケージ内の清掃を怠らない
シマリスを健康に保つには清潔な住環境を維持することが何より大切です。
ケージ内は毎日掃除する習慣を身につけましょう。
掃除のときには以下の手順で行うのがオススメです。
- 床材や汚れた箇所を取り除く
- ケージ内をブラシで掃き掃除する
- ペットシーツなどを敷き詰める
トイレや食器、巣箱なども週に1~2回は洗浄・消毒をしましょう。
汚れが溜まったままだと細菌が繁殖して病気の原因になります。
こまめな清掃を心がけて、いつも清潔な空間を保ちましょう。
手洗い・消毒を徹底する
シマリスに触れる前後は必ず手洗いと消毒を行うようにしましょう。
飼育者の手を介して細菌などが感染するリスクがあるためです。
手洗い・消毒の際は以下の点に気を付けましょう。
- 流水で30秒以上かけてしっかり洗う
- 爪の間や指の股も念入りに洗浄
- ペット用のアルコール消毒液で手指を拭く
シマリスの世話をするときには専用のエプロンを着用するのもオススメです。
服に付いた細菌やアレル物質がシマリスに悪影響を及ぼすことを防げます。
小さな命を預かる飼育者として衛生管理を徹底することを忘れずに行いましょう。
シマリスのお世話のコツ
ここまでシマリスの飼育に必要な準備や心構えを見てきましたが、実際のお世話ではシマリスの習性を理解することが大切です。
ここではお世話の際に気を付けたい、以下の3つのポイントを解説しましょう。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
シマリスの生活リズムを把握する
シマリスは夜行性の動物で活発に動き回るのは主に夜間です。
お世話のときは以下のような生活リズムを参考にすると良いでしょう。
シマリスの一日の過ごし方の例は以下の通りです。
- 朝~昼:ほとんど眠っている
- 夕方~夜:活動的に動き回る、餌を食べる
- 明け方:巣に戻って休む
シマリスが眠っている時間帯は、なるべく刺激を与えないよう注意しましょう。
ケージの掃除や餌やりはシマリスの活動が活発になる夕方以降の時間帯に行うのがオススメです。
昼夜逆転の生活リズムに合わせてお世話をすることがストレスを軽減するコツですよ。
無理に触ったり抱っこはしない
人に慣れていないシマリスは無理に触られることを嫌がります。
とくに飼い始めの頃はシマリスから触れてくるまで待つのが大切です。
シマリスに不用意に手を出すと以下のような危険があります。
- 噛まれたり引っ掻かれたりするリスク
- シマリスに大きなストレスを与えてしまう
- 逃げ出して行方不明になる可能性
シマリスに接するときは優しく穏やかな態度で接するよう心がけてください。
たとえばケージ越しにおやつを差し出したり手のひらでエサを与えて馴れさせるなどの工夫を。
シマリスとの信頼関係が徐々に築けてきたら、そっと触れてみるのもOKですよ。
ただし嫌がる素振りを見せたら無理強いせずにその場は引くことが大切です。
ストレスをためさせないよう配慮する
シマリスはストレスに弱い繊細な動物です。
お世話のときはストレスを最小限に抑える配慮が欠かせません。
以下のような点に気を付けることでシマリスのストレス軽減につながります。
シマリスがストレスを感じないための工夫は以下の通りです。
- 大きな音や振動を避ける
- ケージを落ち着ける場所に設置する
- ケージ内の環境を清潔に保つ
シマリスが安心して過ごせる隠れ家を用意するのもポイントです。
木の皮や葉っぱなどの自然素材で巣作りできる環境を整えてあげましょう。
またエサやおもちゃは、定期的に新しいものに入れ替えると飽きずに過ごせますよ。
変化のある刺激もストレス解消に効果的です。
まとめ
この記事ではシマリス 飼育方法や初心者に必要な準備と基本的なお世話の方法について紹介してきました。
- 必要な準備物
- 基本のお世話のコツ
- 健康管理のポイント
ゆっくり時間をかけて信頼関係を築いていけば、きっと心を通わせ合える日が来るはずです。
安心してシマリスを迎えられそうだね
初めてのシマリス飼育は戸惑うこともあるかもしれませんが、疑問や不安を一つひとつ解決しながらシマリスとの楽しい生活を始めてみてはいかがでしょうか。
シマリスとの暮らしがあなたの毎日にワクワクとやすらぎをもたらしますように。