モルモットに必要な餌の量と回数は？おすすめペレット5選も紹介！

大切なモルモットの健康のため、正しい食事管理が気になりますよね。

でも、間違った方法で与えると、栄養不足や肥満の原因になるかもしれません。

この記事では、モルモットに必要な餌の量や回数、さらにおすすめのペレットについて徹底解説していきます。

モルモットの食事の基本

モルモットを健康に飼育するためには、適切な食事管理が欠かせません。

まずは、モルモットの食事の基本について理解しましょう。

草食動物としての特徴

モルモットは完全な草食動物です。

野生のモルモットは主に草や木の根を食べて生活しています。

このような食性に合わせて、消化器系が発達しているのが特徴です。

特に、大腸が発達しており、腸内細菌の働きで繊維質を分解しています。

• 大きな盲腸：腹腔の約1/3を占める
• 発達した結腸：繊維質の発酵を助ける
• 食糞行動：栄養を効率的に吸収する

これらの特徴を理解し、モルモットの自然な食性に合わせた食事を提供することが大切です。

主食は牧草が大切な理由

モルモットの主食として最も重要なのは牧草です。

牧草が主食として適している理由は以下の通りです。

• 豊富な繊維質：腸内環境の維持に不可欠
• 低カロリー：肥満予防に効果的
• 歯の健康維持：常に伸び続ける歯を自然に削る

牧草は常時給餌が基本で、モルモットが好きなだけ食べられるようにしましょう。

特に、チモシーは繊維質が豊富で、モルモットの主食として最適です。

餌の種類と役割

モルモットの食事は、主に以下の3種類で構成されます。

• 牧草：主食として最も重要
• ペレット：栄養バランスを整える補助食
• 野菜：ビタミン補給や水分補給に役立つ

これらをバランスよく与えることで、モルモットの健康的な食生活を支えることができます。

次に、それぞれの餌の適切な量について見ていきましょう。

モルモットの適切な餌の量

モルモットに適切な量の餌を与えることは、健康維持のために重要です。

ここでは、体重に応じた1日の摂取量や、各種餌の適量について解説します。

体重に応じた1日の摂取量

モルモットの1日の餌の摂取量は、体重によって異なります。

一般的な目安は以下の通りです。

• 成長期のモルモット：体重の8％程度
• 成体のモルモット：体重の6％程度

例えば、体重800gの成体モルモットの場合、1日の餌の量は約48g（800g×6％）となります。

ただし、これはあくまで目安であり、個体差や活動量によって適量は変わってきます。

牧草の適量と与え方

牧草は、モルモットの1日の食事量の約80％を占めるのが理想的です。

具体的な与え方は以下の通りです。

• 常時給餌：いつでも食べられる状態にする
• 1日1回以上の交換：新鮮な牧草を提供
• 体重の2倍程度：目安となる1日の量

牧草は低カロリーで、与えすぎの心配はほとんどありません。

むしろ、常に新鮮な牧草を十分な量で用意することが大切です。

ペレットの適量と注意点

ペレットは栄養バランスを整えるための補助食です。

適量を守ることが重要で、与えすぎは肥満の原因になります。

• 1日の適量：体重1kgあたり20〜30g
• 全体の10％以下：牧草中心の食事を心がける
• 個体差に注意：食べる量には個体差がある

ペレットの与えすぎは牧草を食べる量が減る原因にもなります。

モルモットの体型や食欲を見ながら、適量を調整していきましょう。

餌の与える回数と時間帯

モルモットの健康的な食生活には、適切な餌の与え方が欠かせません。

ここでは、各種餌の与える回数や時間帯について詳しく解説します。

牧草は常時給餌が基本

牧草は、モルモットの主食として最も重要な食べ物です。

与え方のポイントは以下の通りです。

• 24時間自由に食べられる状態にする
• 1日1回以上は新鮮な牧草に交換する
• 朝晩2回に分けて与えるとより良い

ルモットがいつでも食べられるようにしましょう。

新鮮な牧草は香りが良く、モルモットの食欲を刺激します。

ペレットの1日の給餌回数

ペレットは栄養バランスを整えるための補助食です。

与え方のポイントは以下の通りです。

• 1日2回：朝と夜に分けて与える
• 夜の量を多めに：夜行性の特性に合わせる
• 決まった時間：生活リズムを整える

ペレットは一度に大量に与えると、牧草を食べる量が減ってしまいます。

適量を守り、朝晩に分けて与えることで、バランスの良い食事になります。

野菜やおやつの与え方

野菜やおやつは、ビタミン補給や楽しみのために与えます。

与え方のポイントは以下の通りです。

• 1日1回：少量を定期的に与える
• 時間を決める：食事のリズムを作る
• 種類を変える：栄養バランスを考慮する

野菜は水分が多いため、与えすぎるとお腹を壊す原因になります。

適量を守り、モルモットの様子を見ながら与えていきましょう。

モルモット用ペレットの種類と特徴

モルモット用のペレットには、様々な種類があります。

それぞれの特徴を理解し、自分のモルモットに合ったものを選びましょう。

ハードタイプとソフトタイプの違い

ペレットは硬さによって、ハードタイプとソフトタイプに分けられます。

それぞれの特徴は以下の通りです。

• ハードタイプ：歯の健康維持に効果的、ビタミンの変性が少ない
• ソフトタイプ：食べやすく、高齢モルモットに適している

モルモットの年齢や歯の状態に合わせて、適切なタイプを選びましょう。

高齢のモルモットや歯に問題がある場合は、ソフトタイプがおすすめです。

ペレットの形状による利点

ペレットの形状にはそれぞれ特徴があり、モルモットの健康に影響します。

• 円筒形：食べやすく、適度な噛み応えがある
• 平たい形：歯の磨耗を促進し、不正咬合を予防
• 小粒タイプ：食べこぼしが少なく、無駄が出にくい

モルモットの好みや歯の状態に合わせて、適切な形状を選ぶことが大切です。

複数の形状を試して、自分のモルモットに合うものを見つけましょう。

ブルームタイプペレットとは

ブルームタイプは、ハードタイプとソフトタイプの中間に位置する比較的新しいタイプのペレットです。

• 適度な硬さ：歯の健康維持と食べやすさを両立
• 栄養バランス：ビタミンの変性が少なく、栄養価が高い
• 嗜好性：多くのモルモットが好む味わい

ブルームタイプは、ハードタイプを食べるのが難しいモルモットにおすすめです。

ただし、個体によって好みが異なるので、様子を見ながら与えましょう。

ペレットの選び方と注意点

モルモットに適したペレットを選ぶことは、健康維持の重要なポイントです。

ここでは、ペレットを選ぶ際のチェックポイントと注意点を解説します。

ビタミンC含有量をチェック

モルモットは体内でビタミンCを合成できないため、餌から摂取する必要があります。

ペレット選びのポイントは以下の通りです。

• ビタミンC強化表示：含有量が明記されているか確認
• 安定型ビタミンC：劣化しにくい形態が使用されているか
• 1日の必要量：体重1kgあたり10mg以上含まれているか

ビタミンCは空気や光に触れると劣化しやすいため、開封後の保存方法にも注意が必要です。

必要に応じて、別途ビタミンCのサプリメントを与えることも検討しましょう。

繊維質と主原料の確認方法

モルモットの健康維持には、適切な量の繊維質が不可欠です。

ペレットを選ぶ際は、以下の点に注目しましょう。

• 粗繊維含有量：15％以上が理想的
• 主原料：チモシーやアルファルファなどの牧草が望ましい
• 糖質・脂質：過剰に含まれていないか確認

繊維質が少なく、糖質やデンプンが多いペレットは腸炎の原因になる可能性があります。

成分表示をよく確認し、バランスの良いペレットを選びましょう。

年齢や健康状態に合わせた選択

モルモットの年齢や健康状態によって、最適なペレットは異なります。

以下のポイントを参考に、適切なペレットを選びましょう。

年齢や健康状態に合わせた選択

モルモットの年齢や健康状態によって、最適なペレットは異なります。

以下のポイントを参考に、適切なペレットを選びましょう。

• 幼体・成長期：タンパク質とカルシウムが豊富なもの
• 成体：繊維質が豊富で低カロリーなもの
• 高齢・病気：消化しやすく栄養価の高いもの

特に幼体から成体への移行期には、徐々にペレットの種類を変えていく必要があります。

急激な変更は消化器系に負担をかけるので、注意しましょう。

おすすめのペレット5選

数多くあるモルモット用ペレットの中から、特におすすめの商品を5つ紹介します。

それぞれの特徴を理解し、自分のモルモットに合ったものを選びましょう。

モルモットセレクション

モルモットセレクションは、発育期から成体まで幅広く使える総合栄養食です。

• 特徴：乾燥野菜ミックスと2種類の牧草ペレットを配合
• メリット：バランスの良い栄養組成で、腸内環境を整える
• 対象：幅広い年齢のモルモット

食いつきが良く、多くのモルモットが好んで食べる人気の商品です。

GEX モルモットプレミアムフード

GEXのモルモットプレミアムフードは、国産にこだわった品質の高いペレットです。

• 特徴：シンバイオティクスブレンドを採用
• メリット：腸内環境を整え、健康な消化をサポート
• 対象：成体のモルモット

食いつきが良く、消化にも優しいため、多くのモルモット飼い主から支持されています。

ヒカリ モット

ヒカリ モットは、ビタミンCを強化配合したペレットです。

• 特徴：ビタミンC強化配合
• メリット：必須栄養素を効率的に摂取できる
• 対象：全年齢のモルモット

嗜好性が高く、多くのモルモットが喜んで食べる人気商品です。

お財布にも優しい・・・

マルカン モルモットディナー

マルカンのモルモットディナーは、乾燥野菜やハーブを配合した自然な食事に近いペレットです。

• 特徴：乾燥野菜とハーブを配合
• メリット：自然な食事に近いバランスで栄養を摂取できる
• 対象：成体のモルモット

野菜の香りで食欲を刺激し、バランスの良い栄養を提供します。

OXBOW エッセンシャル アダルトギニアピッグ(ケイビークイジーン)

OXBOW エッセンシャル アダルトギニアピッグは、成体モルモットのために特別に開発された高品質なペレットです。

• 特徴：チモシーをベースに、高品質なタンパク質とビタミンCを豊富に含む
• メリット：成体モルモットの栄養ニーズに特化した配合
• 対象：6ヶ月齢以上の成体モルモット

多くの獣医師からも推奨されており、モルモットの健康維持に貢献します。

成分バランスが優れているため、長期的な使用にも適しています。

モルモットの健康的な食事管理

モルモットの健康を維持するには、適切な食事管理が欠かせません。

ここでは、バランスの良い食事の組み立て方や注意点について解説します。

バランスの良い食事の組み立て方

モルモットの理想的な食事バランスは以下の通りです。

• 牧草：全体の70-80％
• ペレット：全体の10-20％
• 野菜：全体の5-10％
• おやつ：全体の1-2％

牧草を中心に、ペレットで栄養を補い、野菜でビタミンを補給するのが基本です。

おやつは与えすぎに注意し、特別な日だけにするのがおすすめです。

与えてはいけない食べ物

モルモットに与えてはいけない食べ物が多数あります。以下は絶対に避けるべき食品です。

• ニンニク、タマネギ、ネギ類：貧血の原因になる
• アボカド：有毒成分を含む
• チョコレート、コーヒー：カフェインを含み有害
• ジャガイモの芽や緑色の部分：ソラニンという毒素を含む
• アーモンドなどのナッツ類：消化不良を引き起こす
• 人間用の加工食品：塩分や添加物が多く不適切
• 乳製品：モルモットは乳糖不耐症のため
• ルバーブ：シュウ酸を多く含み腎臓に負担をかける

これらの食品は、モルモットの健康に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。

与える食べ物に少しでも不安がある場合は、必ず獣医師に相談しましょう。

食欲不振時の対処法

モルモットが食欲不振になった場合、以下の対処法を試してみましょう。

• 新鮮な牧草を提供：香りの良い牧草で食欲を刺激
• 野菜を細かく刻む：食べやすくする
• ペレットを水で柔らかくする：咀嚼の負担を減らす
• 温かい環境を整える：体調を整えやすくする
• ビタミンC補給：免疫力を高める
• 手で食べさせる：愛情を感じさせ食欲を促す

食欲不振が24時間以上続く場合は、すぐに獣医師の診察を受けましょう。

早期発見・早期治療が、モルモットの健康を守る鍵となります。

まとめ

この記事では、モルモットの餌の量や回数、おすすめのペレットについて紹介してきました。

適切な食事管理は、モルモットの健康と幸せな生活に直結します。

日々の観察を怠らず、愛情を持って世話をすることが大切です。

モルモットの個性や好みに合わせて、最適な食事プランを見つけていきましょう。

困ったことがあれば、専門家や獣医師に相談するのも良い方法です。

愛するモルモットとの素敵な時間を過ごせますように。

モルモットとあなたの生活が、より豊かに楽しく続くことを願っています。