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上げ馬神事の虐待問題に進展!4つの改善策で来年は開催されるのか?

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上げ馬神事の虐待問題に進展!4つの改善策で来年は開催されるのか?

上げ馬神事は三重県桑名市・多度大社で毎年5月上旬に開催されている多度祭りの神賑行事です。

新型コロナウイルス拡大防止のため、近年は中止されていましたが2023年5月に4年ぶりに開催されました。

しかし、神賑行事である上げ馬神事が開催直後から馬への虐待行為が問題となり大炎上しています。

多くの批判の声を受け、多度大社は三重県(医療保険部)に改善策を提出しました。

上げ馬神事の虐待問題は4つの改善策で解決するのでしょうか?

来年も開催されるのでしょうか?

この記事では、上げ馬神事の虐待問題で多度大社が提案した4つの改善策と、来年も上げ馬行事は開催されるのか?について調査していきます。

目次

上げ馬神事が動物虐待だと炎上した理由とは?

まず初めに、700年という歴史のある多度祭りの神賑行事の1つである上げ馬神事はなぜ動物虐待だと言われ炎上したのでしょうか?

  • 高すぎる坂(壁)
  • 馬を叩く蹴るなどの虐待行為
  • 坂までの道に大きな石
  • 上げ馬神事による馬の怪我や死亡事故

高すぎる坂(壁)

上げ馬神事では、神占いによって選ばれた少年が騎手となり2メートルの坂(壁)を馬で駆け上がれるかどうかで農作の時期などを占います。

その2メートルの坂というものが、坂ではなく壁であることが問題視されました。

700年の歴史の中で神事に利用されていた馬も日本在来馬からサラブレットへ変化しています。

山の昇降に適した日本在来場とガラスの脚とも呼ばれるサラブレットが同じ坂を駆け上がれるでしょうか?

また、その2メートルの坂(壁)も、歴史の中でより過激に盛り上がるようにと高くなっていった結果だと考えられています。

馬を叩く蹴るなどの虐待行為

実は、上げ馬神事の虐待疑惑は今年(2023年)だけではありません。

10年以上疑問の声があがっており、2011年には馬への虐待の容疑で裁判にもなっています。

虐待内容

  • 馬を棒で叩く
  • 横腹を蹴る
  • お酒を飲ませて興奮させる

結果的にこの裁判は不起訴となりましたが、多度大社は「改善を重ね、健全な祭りを続けていきたい」と反省を述べていました。

しかし、今年(2023年)の上げ馬神事でも、引っ張る・叩くなどの虐待行為が確認されています。

坂までの道に大きな石

坂へ上がるまでの道には大きな石がゴロゴロと落ちていることも問題視されています。

まるで馬の脚への配慮がなく、守る気が感じられないと多くの批判が相次いでいます。

700年の歴史がある多度祭りの中で、坂までの助走に必要な道が石だらけであることに関係者は誰も疑問を感じなかったのでしょうか?

上げ馬神事による馬の怪我や死亡事故

サラブレットに適していない坂(壁)を駆け上がるので当然事故はおこります。

上げ馬神事ではその事故でさえ大きな歓声があがり盛り上がる様子がみられますが、怪我をするのは馬です。

そして、最悪の場合死亡事故もおこります。

今年(2023年)の上げ馬神事では1頭の馬が犠牲になりました。

*平成20年以降4頭の馬が骨折など事故の影響で殺処分されている。

多度大社が提案した4つの改善策とは?

2023年8月29日、多度大社は三重県(医療保険部)に改善策を提出しました。

4つの改善策ってなに?

  • 助走するための坂までの道に馬の脚の負担にならないような素材を使用する。
  • 坂の距離を伸ばし、なだらかな坂にする。
  • 坂を2メートルから1メートルに変更する。
  • 垂直の土壁に25度程度の傾斜をつける。

多度大社は、年末までにさらに具体的な対策を決め、改めて三重県に改善策を提出するそうです。

また、今年(2023年)馬の死亡について事故後の対応についての大きな批判が相次いだことで、多度大社より訂正がありました。

当該地区の祭事関係者が祭馬の安全確保のため馬体を起こし、直ちに馬装を解 き、腹帯を緩める等の対応を取り、寝かせないようにとの指示のもと獣医師の 診察をうけました。通行規制があり、馬運車が入れない状況下のため、その間、 祭馬に少しでも負担が掛からないよう鎮痛剤の投与を受けました。祭事関係者、 馬主、獣医師が協議し、車到着(この間 1 時間程度)後、ただちに祭馬に一番 負担にならない適切な処置が獣医師によりとられました。

多度大社公式HP

上げ馬神事は来年も開催される?

こんなに炎上してるけど、来年の開催はどうなるのかな?

開催されると思われる。

近年、上げ馬神事が開催されるたびに問題視され炎上していますが、来年も上げ馬神事は開催されると思われます。

上げ馬神事は、700年という歴史をもち三重県の無形民俗文化財に指定されています。

批判の声を受けての改善策の中にも中止にする、馬を使用しないという選択はありませんでした。

上げ馬神事を続けるための改善策ということで、来年以降も形を変えて開催されることが予想されます。

*2024年新たに改善策が発表され、上げ馬神事は開催予定です。

SNSの声は?

多度大社の改善策を見た人はどう思ってるんだろう?

来年、上げ馬神事が行われるのであれば、一切の虐待行為が行われないように注目しましょうという呼びかけが行われています。

SNSが発達する以前は地域の伝統行事であったとしても、今の時代では通用しません。

海外にも画像が拡散され、批判されています。

三重県の神事ではなく、世界から見れば【日本】の伝統神事です。

明らかに馬に配慮のない今の上げ馬神事の形は大幅に改善しなければなりません。

まとめ

この記事では、上げ馬神事の虐待問題で多度大社が提案した4つの改善策と、来年も上げ馬行事は開催されるのか?について調査してきました。

正直、ずっと批判の声があったにも関わらず、ここまで問題が大きくなってからの対応に不信感をもってしまいます。

改善されなかった結果が現在の炎上に繋がっているのではないでしょうか?

上げ馬神事をこれからも続けるのであれば、どうか本気で馬を傷つけない案を考えて欲しいと願います。

*2024年新たに改善策が発表され、上げ馬神事は開催予定です。

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