介護の夜勤は稼げる?手当の仕組みと月収シミュレーションを徹底解説【2026年版】

job

介護の夜勤は稼げる?手当の仕組みと月収シミュレーションを徹底解説【2026年版】

この記事のまとめ

  • 介護の夜勤手当は1回あたり3,000〜8,000円が相場。施設や法人によって年間数十万円の差が出ます。
  • 深夜割増(22〜翌5時・25%増)と処遇改善加算が重なると月収が大きく上がります。
  • 夜勤専従や資格取得を組み合わせれば、月30万円超えも現実的な目標です。

「夜勤に入ると稼げると聞くけれど、実際いくら増えるの?」と疑問を持っている方は多いと思います。

夜勤手当・深夜割増賃金・処遇改善加算の3つが重なることで、日勤だけの働き方よりも月収を大きく引き上げられます。

ただし施設や法人によって手当額は異なるため、同じ回数でも月数万円の差が生じることがあります。

この記事では、施設別の相場・月収シミュレーション・収入を増やす方法を解説します。

夜勤で稼げる3つの仕組み

介護職が夜勤で収入を増やせる理由は、複数の手当が積み重なる構造にあります。

夜勤手当・深夜割増賃金・処遇改善加算の3つを正しく理解することが、収入アップの第一歩です。

夜勤手当とは何か

夜勤手当は事業所が独自に設定する上乗せ手当で、法的な義務はありません。

全国平均は1回あたり5,000〜8,000円程度とされており、月5回入ると25,000〜40,000円の上乗せになります。

法人によっては「6回目以降は1,000円増額」などのインセンティブを設けているところもあります。

出典:リニューケア「2026年最新版 介護職の夜勤手当の相場は?」(2026年6月25日取得)

深夜割増賃金(法定25%増)

22時〜翌朝5時の勤務には、通常賃金の25%以上を割増して支払う義務が労働基準法で定められています。

時給1,200円なら深夜時間帯は1,500円以上になり、16時間夜勤では7時間分の割増が積み上がります。

夜勤手当と別途支給される場合と含まれる場合があるため、求人票の内訳を必ず確認しましょう。

出典:厚生労働省「労働基準法における賃金の割増に関するQ&A」(2026年6月25日取得)

処遇改善加算との相乗効果

処遇改善加算は介護職員の賃金を底上げする国の制度で、2024年6月に「介護職員等処遇改善加算」に一本化されました。

2025年度補正予算では最大月1万9,000円の賃上げ支援が決定されており、夜勤手当と組み合わさると収入増の効果は大きくなります。

出典:厚生労働省「介護職員の処遇改善について」(2026年6月25日取得)

【施設別】夜勤手当の相場比較

夜勤手当は施設の種類によって大きく異なります。

ここでは代表的な施設形態ごとの目安をまとめました。

施設形態 夜勤手当(1回あたり) 月5回の手当合計
特別養護老人ホーム(特養) 3,000〜5,000円 15,000〜25,000円
介護老人保健施設(老健) 5,000〜10,000円 25,000〜50,000円
グループホーム 3,000〜5,000円 15,000〜25,000円
介護医療院・医療連携施設 6,000〜8,000円 30,000〜40,000円

出典:介護サーチプラス「介護の夜勤の給料はいくら?」・リニューケア「夜勤手当の相場」

特別養護老人ホーム(特養)

特養の夜勤手当は1回あたり3,000〜5,000円が一般的です。大規模な社会福祉法人では5,000円以上を設定しているところもあります。

出典:介護サーチプラス「介護の夜勤の給料はいくら?」(2026年6月25日取得)

介護老人保健施設(老健)

医療的ケアも伴う老健では手当が1回5,000〜10,000円と幅広く、月4〜6回の夜勤で手当合計が20,000〜60,000円に達することもあります。

出典:介護サーチプラス「介護の夜勤の給料はいくら?」(2026年6月25日取得)

グループホーム

グループホームは1回3,000〜5,000円が目安です。ワンオペ夜勤が多い反面、回数が増えると増額する仕組みを設けている法人もあります。

出典:介護サーチプラス「介護の夜勤の給料はいくら?」(2026年6月25日取得)

介護医療院・医療連携施設

医療連携が強い施設は1回6,000〜8,000円が目安で、都市部の大型施設では1万円超の求人例もあります。業務の責任が重い分、手当に反映されているケースが多い施設形態です。

出典:リニューケア「2026年最新版 介護職の夜勤手当の相場は?」(2026年6月25日取得)

夜勤回数別の月収シミュレーション

夜勤手当が月収にどう影響するか、具体的な数字で確認してみましょう。

月4〜10回のシミュレーション

夜勤手当1回5,000円の施設での手当総額の目安は以下の通りです。

夜勤回数 手当総額(月) 年間換算
月4回 20,000円 240,000円
月6回 30,000円 360,000円
月8回 40,000円 480,000円
月10回 50,000円 600,000円

1回8,000円の施設なら月10回で80,000円の手当になります。深夜割増も加わるため実際の増収はさらに大きくなります。

介護労働安定センターの調査では、深夜勤務がある介護職員の月間平均深夜勤務回数は5.3回です。

出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査」(2026年6月25日取得)

夜勤専従という働き方

夜勤専従は日勤には入らず夜勤のみを担当する働き方で、月8〜10回が標準的です。時給1,170円・実労働14時間・深夜割増6時間・夜勤手当5,000円のケースでは1回約23,000円の日給になります。

出典:介護サーチプラス「介護の夜勤の給料はいくら?」(2026年6月25日取得)

月30万円は現実的か

処遇改善加算取得事業所の介護職員(月給・常勤)の平均給与額は2024年9月時点で338,200円(基本給+手当+賞与月割分)です。

手取りは額面の約8割が目安で、手取り30万円には額面37〜38万円が必要です。夜勤専従で回数を増やし資格手当と処遇改善加算を組み合わせると、この水準は十分に狙えます。

出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」(2026年6月25日取得)

夜勤で稼ぐための5つの方法

夜勤の収入を上げるには、回数だけでなく施設選びや資格の活用も重要です。以下の5つの方法を組み合わせることで、収入アップの効果が高まります。

1. 夜勤回数を増やす

月4回から8回に増やすだけで、手当が月2〜4万円増えます。無理なく続けられる回数を上限として、体調と相談しながら調整しましょう。

2. 夜勤手当が高い施設を選ぶ

1回3,000円と8,000円では月5回で25,000円の差になります。求人票で夜勤手当の金額と、深夜割増が別途支給されるかどうかを必ず確認してください。

3. 都市部・人手不足エリアを狙う

人材が不足している地域では夜勤手当を高く設定している法人があります。勤務地によって年収が数十万円変わることもあるため、エリア選びも重要です。

4. 資格を取得して手当を積み上げる

初任者研修から介護福祉士へとステップアップするたびに、資格手当が積み上がります。資格手当が月5,000〜15,000円加わると年間6〜18万円の差になり、処遇改善加算の対象にもなりやすくなります。

5. 処遇改善加算が手厚い法人を選ぶ

処遇改善加算は法人によって配分方法が異なります。夜勤者に厚く配分する仕組みを設けている法人では、夜勤で稼ぐ効果がより高くなります。求人票で加算の取得状況と配分方法まで確認することが大切です。

出典:厚生労働省「介護職員の処遇改善について」(2026年6月25日取得)

夜勤のデメリットと長く続けるためのコツ

夜勤は収入面でのメリットが大きい一方、健康への影響も無視できません。デメリットを正しく理解したうえで、長く続けられる働き方を選ぶことが重要です。

体力・健康への影響

夜間勤務は体内時計を乱し、長期的に続けると疲労が蓄積しやすくなります。夜勤明けは十分な睡眠を取り、食事・運動のリズムを整えることが健康維持の基本です。

夜勤回数の上限と労働時間のルール

夜勤回数に法律上の明確な上限はありませんが、時間外労働の上限(原則月45時間)は守る必要があります。月10回を超える夜勤は体への負担が大きくなるため、自分の体調と相談しながら決めることが大切です。

出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査」(2026年6月25日取得)

夜勤に向いている人の特徴

少人数で落ち着いて働ける環境を好む方、日中を副業や育児・家事に使いたい方には、夜勤専従は合いやすい働き方です。日中のコミュニケーションが多い環境を好む方や、夜型生活が体に合わない方には負担になることがあります。

よくある質問

Q. 介護の夜勤手当の全国平均はいくらですか?

1回あたり5,000〜8,000円程度が目安です。施設形態や地域によって3,000円〜1万円超まで幅があります。

Q. 夜勤専従で月30万円は可能ですか?

月8〜10回勤務し、資格手当と処遇改善加算が加わると額面30万円に届くケースがあります。処遇改善加算取得事業所の介護職員(月給・常勤)の平均給与額は2024年9月時点で338,200円です。

Q. 夜勤手当と深夜割増賃金は別に支給されますか?

施設によって異なります。「夜勤手当に深夜割増を含む」場合と「別々に支給する」場合があります。求人票で内訳を必ず確認してください。

まとめ

介護の夜勤で稼げる理由は、夜勤手当・深夜割増・処遇改善加算の3つが重なるからです。

手当は1回3,000〜8,000円で施設によって大きな差があります。回数を増やす・手当が高い施設を選ぶ・資格を取得するという3つを組み合わせると月収アップの効果が高まります。

体力と相談しながら、自分に合ったペースで夜勤を活用してみてください。

関連記事もあわせてご覧ください

▶ 介護職で夜勤なしはきつい?日勤のみ求人の探し方と注意点

▶ 介護の資格が転職を変える|取得順番・年収差・目的別の選び方

コメント

タイトルとURLをコピーしました