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2024年の上げ馬神事は壁撤去で開催される?5つの改善策とは?

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2024年の上げ馬神事は壁撤去で開催される?5つの改善策とは?

2023年4年ぶりに開催された多度大社での上げ馬神事は、馬一頭が亡くなり処分されたことで大炎上しました。

上げ馬神事は動物虐待では?という批判に世間の注目も集まっています。

2024年の上げ馬神事は開催されるのでしょうか?

馬が駆け上がる壁は撤去されているのでしょうか?

この記事では、2024年の上げ馬神事は壁撤去で開催されるのか?5つの改善策について調査していきます。

目次

2024年上げ馬神事は壁撤去で開催されるのか?

2024年の上げ馬神事はどうなるの?

例年通り5月4日、5日に開催される予定です。

上げ馬神事とは

上げ馬神事は毎年5月4日、5日に三重県桑名市の多度大社で行われる多度祭りで行われる神事です。

上げ馬神事は700年続く神事で1978年(昭和53年)には三重県の無形民俗文化財の指定を受けています。

上げ馬神事は豊作を祈願するために行われ、若い騎手が鎧を着て馬にまたがり、急坂(高さ約2メートル)を駆け上がり土壁を乗り越えます。

壁を乗り越えた馬が多いとその年は豊作になるといわれています。

上げ馬神事は新型コロナウイルス感染拡大防止のため2023年まで4年間開催されていませんでした。

2023年(去年)は4年ぶりの開催ということで注目が集まる中、上げ馬神事に利用された馬が壁を乗り越えられず怪我(骨折)をして殺処分され大きな問題になりました。

サラブレットには向かない坂を経験の浅い騎手が走らせ、最後は無理な高さの崖を上らせるという行為が動物虐待にあたると大炎上しています。

また、待機中や坂を走る際にも縄でたたく、蹴るなどの野蛮な行為が問題視されていました。

壁は撤去されるのかな?

2メートルの土壁(崖)は撤去されている状態。

現在、問題となっている2メートルの土壁(崖)は撤去されているようです。

2023年の大炎上を受け、今年2024年の開催にあたり改善されたことが5つあります。

上げ馬神事開催のための5つの改善策

上げ馬神事の5つの改善策

  1. 坂の勾配を緩やかにする
  2. 2メートルの土壁(崖)をなくす
  3. 石の多い走路を別の素材に改める
  4. 事故が起きた際に馬を運ぶ馬運車を配備する
  5. 馬を叩くなどの不適切行為が発覚した場合は退場

坂の勾配を緩やかにする

これまでの上げ馬神事では2メートルの崖に到達するまでにも急坂を駆け上がる必要がありました。

今後は、その坂の勾配も緩やかにする方針です。

2メートルの土壁(崖)をなくす

上げ馬神事のメインとなる崖2メートルの土壁は撤去されるようです。

崖を乗り越えた馬が多いと豊作になるという占いや祈願の意味がありますが、一方祭りを盛り上げるために崖が高く急になっていったという経緯もあるようです。

馬にとって怪我の一番の原因である土壁がなくなるのは喜ばしいですね。

石の多い走路を別の素材に改める

上げ馬神事で急坂、土壁に到達する前の走路は石が多くそれも問題視されていました。

今後は、石を取り除く、別の素材に改めるなどの対策が予定されています。

事故が起きた際に馬を運ぶ馬運車を配備する

上げ馬神事で馬が骨折などの怪我をした場合、馬は祭りが終わるまで放置されていました。

これには多くの批判の声が寄せられています。

今後は、馬が怪我をしないよう万全な対策が望まれますが、万が一の場合も迅速に馬を運べるよう馬運車が配備される予定です。

馬を叩くなどの不適切行為が発覚した場合は退場

上げ馬神事では、土壁を飛び越えさせるために馬を叩いたり蹴ったりして興奮させる悪しき行為が多くありました。

以前は無理やりお酒を飲ませたり鞭で叩いたりといった行為もあったと言われています。

今後は、県職員が立ち会い叩く蹴るなどの不適切行為が発覚した場合その者を退場させるという措置がとられます。

動物愛護法の改正、虐待への罰則強化

2020年より改正された動物愛護法では、44条2項の虐待罪に『愛護動物に対し、みだりに、その身体に外傷が生ずるおそれのある暴行を加え、またはそのおそれのある行為をさせること』が明記されています。

また、動物虐待に対する罰則も強化されました。

動物虐待に対する罰則

愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者

  • 改正前→2年以下の懲役又は200万円以下の罰金
  • 改正後→5年以下の懲役又は500万円以下の罰金

愛護動物をみだりに虐待した者、遺棄した者

  • 改正前→100万円以下の罰金
  • 改正後→1年以下の懲役又は100万円以下の罰金

上げ馬神事は、三重県桑名市の伝統行事です。

伝統のある祭りの神事が動物虐待と叩かれ炎上するのは悲しいことですよね。

時代の流れとともに動物への扱いも改めていくべきではないでしょうか。

動物にも心があり痛みがあり、生きている。

そんな当たり前のことを忘れてはいけません。

これまでに犠牲になった馬たちのご冥福をお祈りします。

まとめ

この記事では、2024年の上げ馬神事は壁撤去で開催されるのか?5つの改善策について調査してきました。

上げ馬神事が動物虐待にあたるのではないか?という疑念は10年以上前から投げかけられていました。

SNSの発展もあり、2023年の大炎上がきっかけでやっと本格的に問題の改善に取り組まれたようです。

5つの改善策で2024年の上げ馬神事がどのように行われるのか、しっかりと注目していきます。

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